令和7年一級建築士設計製図試験課題『庁舎』ガイダンス開催しました。

課題発表前の学習課題で、庁舎の課題を出題!
令和7年の一級建築士設計製図試験の課題発表日の夜に、毎年恒例の対策ガイダンスを開催しました。
今年は「庁舎」が出題されますが、当社は令和6年の出題傾向や試験内容の難易度を分析しながら、
1月の時点で庁舎を出題候補の一つとして「庁舎」をテーマとした復習課題に取り組んで頂きました。

「庁舎」の設計ポイントは
ガイダンスでは、「庁舎」という建築用途の背景や、課題文に含まれるキーワードをもとに、
試験で特に重視されるポイントについてご説明しました。
庁舎は行政サービスの提供だけでなく、地域に暮らす人々の生活を支える拠点としての役割も果たす建物です。
そのため、設計にあたっては、安全性・利便性・環境配慮・防災対応など、さまざまな観点から計画を行う必要があります。
特に今年の課題では、地域に根ざした公共施設としての「庁舎」のあり方が強く意識されています。
多様な来庁者に対応できるユニバーサルデザイン、災害時における防災拠点機能や構造的安全性、ZEBに準じた環境性能、
将来の行政需要に対応する可変性など、社会的要請に応える計画力が求められます。
また、建築基準法に基づいた計画も欠かすことができません。
要求図書についても、例年通り1階平面図・配置図、各階平面図、断面図、面積表、そして計画の要点等が含まれていますが、
地下階の有無や階構成は試験当日まで明示されない形式です。こうした出題形式に対応するには、
柔軟な思考と基本に忠実な計画力の両方が求められます。
当社では、初めて製図試験に取り組む方でも無理なく学習を進められるよう、
段階的に設計力を身につけられるカリキュラムを整備しています。
演習課題ごとに目的を明確にし、解説や添削を通して理解を深めていくことで、
複雑なテーマであっても着実に力を養うことができます。
今回の庁舎課題も、受講生の皆さんが無理なく取り組めるよう、わかりやすい解説と事例をもとにご案内しています。
現在、ガイダンスで使用した資料の一部等もご覧頂きながら、各種講座のご案内等も実施しております。
試験の全体像や今後の学習の方向性を把握するうえで、参考にしていただける内容となっています。
受講や学習相談をご希望の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。